建築コンサルタントとは

皆さんは例えば家の増改築、リフォーム等の仕事を建築業者等に依頼したことがありますか。

そうした経験をお持ちの方ならおわかりでしょうが、一つの建築を業者に依頼し、発注してから、工事が無事に完了するには、大変な作業の連続で、何かと気苦労が絶えないものです。

例えばまずは幾つかある建築業者の中から一社を選ぶのですが、それを選ぶとて大変なことです。

恐らくおおよそのプランを各業者に伝えた後で、各社からの見積もりを取ります。

価格が安いことも大切ですが、業者からいろいろな提案を聞き、工期等も確認したうえで、最終的に気に入った一社を決定して、発注し、その後も必要に応じて何度か打ち合わせをしたり、或いは現場に足を運んでみたりします。

問題が起こりそうなら、その都度業者と確認をしながら進めていきます。

そうして常に進捗に目を行き届かせながら、最終的に当初の計画通りに工事が完成し、デザインや工事の質にも問題なく、後で大きなトラブル等が発生しなかったらまずは完結と言っていいでしょう。

そこまでが順調に終わって初めて安心できます。

基本的にどのような建築工事でも以上のような道筋を辿ります。

このように全ての建築工事が順調に進み、無事に終了すればそれでいいのですが、実際にはなかなかそのように順調に、簡単には進むことはありません。

自宅の増改築等の小さな工事ならまだしも、大規模な建築工事などになると、なかなか順調には進んでくれません。

トラブルの発生しうるところは無数にありますし、万が一トラブルが起こったときの影響も非常に大きくなります。

従って注意しておかなければならない、管理の目がしっかりと届くようにしておかなければならない箇所もまた膨大にあります。

このように大規模な建築工事となると、そのマネージメントが非常に大変なのです。

そうした背景から、現在建築コンサルタントへの需要が増え、建築コンサルタントは建築に関する様々なマネージメント作業を行っているのです。

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建築設計の過程

ところで皆さんは一つの建築設計が出来上がるために、どのような過程を辿っているかご存知ですか。

建築設計は、顧客が希望する設計デザインを設計者に依頼し、そうした依頼に基づいて設計者は建築設計を作り、再度顧客が希望を提出し設計者がそれを直して…といった感じで最終的に建築設計を完成させる、といった過程を辿っていると皆さんはお考えでしょうか。

ですが実際に建築設計を仕上げる過程は、それほど簡単なものではありません。

建築設計は本来、顧客へのローンの相談から資金調達等の資金に関わるプランニングから、土地の確保や調査を行って顧客の細かいニーズや実情をつかみつつ行われます。

これだけでもなかなか大変なのですが、実際には建築設計の段階で当初予算をオーバーしてしまうような設計となってしまったり、設計に置いて施主の意見希望が反映されていなかったり、設計だけでも様々なトラブルが起こってしまうことがあります。

さらに設計が終わっていよいよ建築着工に入る際にも、更に手間隙がかかったり、その後着工、工期が遅れる等などのトラブルを抱えたりすることがあります。

また建築工事中だけでなく、建築工事が終わった後も建売住宅のトラブル、竣工に際してのトラブルや日照紛争、ビル耐震補強等など、現代は建築紛争に関するさまざまな事項が発生していることも建築コンサルタントの活躍する場の増えた背景だと言ってもいいでしょう。

ちなみに建築コンサルタントは、建築士事務所と同じように、あくまで顧客の立場に立った公正・中立な立場をとっています。

そうした基礎の上で建築に関するサービスやコンサルタントを行っています。

そうして業務に中立的な立場が求められる以上、他の企業等とは一切資本関係を持たない立場、いわば独立した立場で運営を行っています。

また顧客の細かいニーズに応えながらも、尚且つよりよい建築を、そしてより安く提供することを可能にするため、従来多かった建設会社の関連、住宅メーカー関連、及び建築設計事務所関連の何れでもない建築コンサルタントも増えています。