船大工
ここではもう一つ船大工(ふなだいく)を紹介しましょう。
船大工とは文字通り木造の船を造る大工です。
ここでの木造船には帆掛け舟や屋形船等が含まれます。
現在は純木造船はすっかり少なくなっており、その技術を伝える者もほとんどいないと言われています。
昔の日本には漁師町が数多くあり、そこでは当然船大工も欠かせない職業で、大きな影響を与えていました。
そこでは一般の家屋等の建築に関わる仕事を生業とする大工と、それにこの船大工を兼業する者も多く、社会的な役割も町大工に近かったとされています。
今ではすっかり見かけなくなった木造船ですが、1960年代前半くらいまでは、各地の商業港の近郊河川でだるま船と呼ばれる運搬船を改築し、水上生活をする者も少なくありませんでした。
従って当時は木造船もまだ身近な存在でした。